月給と手取り額の差が大きい理由
額面の月給から実際に口座へ振り込まれる手取り金額は、おおよそ「額面の75〜85%」と言われています。これは、主に以下の「社会保険料」と「税金」が給与天引き(控除)されるためです。
- 健康保険料: 医療費負担をカバーするための保険。労使で折半(半分ずつ負担)して支払います。
- 厚生年金保険料: 将来の年金支給に備えるための保険。同じく労使で折半します。
- 雇用保険料: 失業時等の手当のための保険。労働者と事業主で分担します。
- 所得税: その月の収入(課税所得)に応じて天引きされる国税。
- 住民税: 前年の所得を基準に、お住まいの自治体から課税される地方税。
年収が高くなると手取り率が下がる?
日本の所得税は、所得が高くなるにつれて段階的に税率が上がる「累進課税制度」を採用しています。そのため、昇給やキャリアアップによって月給が増えると、差し引かれる税金の割合も増え、結果として「手取り率(手取り額 ÷ 額面額)」が緩やかに下がっていく傾向があります。