月給と手取りの差はなぜ大きい?天引き項目の内訳

📅 2026年5月26日 ✍️ SimpleCalc編集部 給与・社会保険

給与明細を受け取った際、「総支給額(額面)」に対して「差引支給額(手取り)」が予想以上に少なく、がっかりした経験はありませんか? 月給30万円のはずが、口座に入るのは約24万円…といったように、額面の約15〜25%が「天引き(控除)」されています。本記事では、給与から引かれている社会保険料や税金の詳細な内訳と、それぞれの計算の仕組みを解説します。

給与から天引きされる「5つの項目」

会社員の給料から差し引かれる項目は、大きく分けて「社会保険料」と「税金」の2グループ、合計5つの項目があります。

① 社会保険料(国が運営するセーフティネット)

  • 健康保険料:医療費が3割負担で済むための保険料。労使折半(会社と半分ずつ負担)です。
  • 厚生年金保険料:老後や障害時に年金を受け取るための保険料。こちらも労使折半です。
  • 雇用保険料:失業手当や育児休業給付などの財源。労使で分担(自己負担は月給の0.6%)します。

② 税金(国や自治体へ納めるもの)

  • 所得税:その月の稼ぎ(課税所得)に対してかかる国税。累進課税のため高収入ほど税率が上がります。
  • 住民税:前年の所得に応じて、住んでいる地方自治体に納める税金(一律約10%)。

月給30万円の場合の天引きシミュレーション

独身で40歳未満の会社員(東京都の協会けんぽ加入)を例に、具体的な金額を算出します。

項目名 金額(概算) 説明
総支給額 (額面月給) 300,000 円 基本給に各種手当(通勤・住宅等)を含めた額
健康保険料 約 14,970 円 東京都の標準料率 9.98% の半分 (4.99%)
厚生年金保険料 約 27,450 円 全国一律 18.3% の半分 (9.15%)
雇用保険料 約 1,800 円 労働者負担分 0.6%
所得税 約 6,100 円 扶養家族や社会保険料控除を反映した額
住民税 約 12,000 円 前年の年収を元にした参考値(約10%)
手取り月収 (振込額) 約 237,680 円 額面の約 79.2% が手元に残ります

💡 「40歳の壁」に注意!
40歳になると、健康保険料に「介護保険料」が上乗せされるため、天引き額が月々2,000円〜3,000円程度増加し、手取り額が少し減少します。

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