セール時によく見かける「30%オフのさらに10%引き!」という表示。直感的に「40%引きだ!」と思いがちですが、実際の割引率は37%です。この違いを知らないと、ショッピングでもビジネスでも損をしてしまうことがあります。
割引率の基本計算式
まず基本の割引計算を確認します。
割引後価格 = 元の価格 × (1 − 割引率)
例:10,000円の30%引き = 10,000 × (1 − 0.30) = 10,000 × 0.70 = 7,000円
例:10,000円の30%引き = 10,000 × (1 − 0.30) = 10,000 × 0.70 = 7,000円
「30%引き」とは「元の価格の70%を支払う」ということです。
二重割引(重ね割り)の仕組み
二重割引とは、割引を2回重ねて適用する方法です。計算式は以下の通りです。
最終価格 = 元の価格 × (1 − 1回目の割引率) × (1 − 2回目の割引率)
30%引きのさらに10%引きの場合:
最終価格 = 元の価格 × 0.70 × 0.90 = 元の価格 × 0.63
→ 実質的な割引率 = 1 − 0.63 = 0.37 = 37%引き
→ 実質的な割引率 = 1 − 0.63 = 0.37 = 37%引き
よくある間違い:「30%+10%=40%引き」は間違い
⚠️ 重要:二重割引の割引率を足し算してはいけません。30%引きの後に残った70%に対して、さらに10%の割引が適用されるため、2回目の10%は元の価格ではなく「割引後価格の10%」です。
| 計算方法 | 10,000円の場合 | 実質割引率 |
|---|---|---|
| ❌ 間違い:30%+10%=40%引きとして計算 | 6,000円 | 40%引き(実際より安く見積もりすぎ) |
| ✅ 正しい:掛け算で計算 | 6,300円 | 37%引き(正確) |
実例:セールでの価格計算
例1:洋服の30%オフ+クーポン10%オフ
定価18,000円の洋服を、30%OFFセールで購入し、さらに10%OFFクーポンを使用した場合:
30%OFF後:18,000 × 0.70 = 12,600円
さらに10%OFF:12,600 × 0.90 = 11,340円(実質37%引き)
さらに10%OFF:12,600 × 0.90 = 11,340円(実質37%引き)
例2:電化製品の20%引きのさらに5%引き
50,000 × 0.80 × 0.95 = 38,000円(実質24%引き、足し算では25%引きと誤計算)
ビジネスでの応用:仕入れ値交渉
二重割引はビジネス交渉でも使われます。例えば「定価から20%引きの卸価格に、さらに5%の追加ディスカウント」といった場合、実際のコスト削減率を正確に把握することが重要です。
- 間違い:20%+5%=25%引き → 実際の仕入れコスト削減と誤算する
- 正解:1−(0.80×0.95)=24%引き → 正確なコスト計算が可能
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